フランス人が驚く日本人の英語への「恐怖感」

 日本に暮らしはじめて3年目、日本の観光地を巡ろうと旅に出た。現地に着き、観光案内所で話を聞こうと係員に近づいた。ところが、私の顔を見た瞬間、係員は困った表情で「どうしよう、英語話せない」と隣のスタッフにささやいた。そして、私がまだ一言も話していないのに、「ソーリー・ノー・イングリッシュ」と伝えてきた。

 初めて日本を旅したのは20歳の頃。そのときの私は日本語力も高くなかったから、英語で一生懸命に返事をしてくれる日本人の気遣いがうれしかった。しかし、日本での生活も3年を過ぎると、顔だけで「英語」で返される状況に、ストレスを感じるようになっていた。同時に、いつになっても「外の人」なのかと思い知らされた。

■フランス人は「日本人は英語ペラペラ」だと思っている

 ストレスがピークに達したとき、こらえきれず「英語はしゃべれないよ!  私はフランス語しかしゃべらないフランス人なんだから」と言い放ったことがある。日本人からすると「フランス人はやっぱり英語嫌いなのか」と思ったに違いない。そのような体験を重ねていくうちに、次第に「顔差別は仕方ない」と思うようになった。最後は戦うのをあきらめ、笑ってさっと受け流せるようになった。  続き・・・


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