【世界の大学事情】第8回 「世界トップクラス(World-class)の大学をつくるためのエクセレンス・イニシアチブは機能するか?」「世界トップクラス(World-class)の大学への資金供給」

「世界トップクラス」の大学を作る改革のプロセスを加速するため、中国、デンマーク、フランス、ドイツ、日本、ロシア、韓国、スペインなどの政府は、大学セクターの実績を強化するための大型の追加資金の注入からなる、いわゆる「エクセレンス・イニシアチブ」に着手した。 これらのプログラムの多くは過去10年あるいはそれよりも最近に始まったばかりであるものの、参加大学に著しい影響を与え始めている。したがって、これらのエクセレンス・イニシアチブがどれほど効果的であるかを評価し、最近の、また継続中の経験から教訓を引き出すことが不可欠である。
特に東アジアと北欧諸国での最初のエクセレンス・イニシアチブには、高等教育による経済発展への貢献を強化するための長期的な国家政策が反映されていたが、最近のエクセレンス・イニシアチブの波は主に世界ランキングによって刺激されたと見られる。大学の合併や提携を促し国内の大学の知名度を上げようとした2012年のフランスにおけるイニシアチブ、また、国内のトップ5大学について2020年までに世界ランキング100位以内入りを目指すと明示したロシアにおける2013年アカデミック・エクセレンス・プロジェクトはまさにそうであった。その結果、エクセレンス・イニシアチブの大部分は、優秀な学者を獲得するためのメカニズムとして大学の国際化を促進し、結果として主要大学の研究能力の強化と、アカデミック・インブリーディングの削減に努めてきた。  続き・・・


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