ひとつめの理由は前回こちらに書いたように、必須教科はレベルが選べ、選択教科は自分の好きな教科が選べるからですが、それだけではありません。
2つ目の理由、
それは、GPAというグレード(成績評価)システムです。
GPAとは、Grade Point Average 成績の平均点という意味で、宿題やテストを受けると、その結果が学校のシステムに入力され、教科ごとの平均点が算出されます。
この週末、中2の三男がとても時間と手間のかかるレポート作りと数学と英語と理科のテスト勉強をしていますが、
「グレードシステムがなければ、僕は絶対こんなに勉強していない」と断言しています。
先週の英語の成績が悪くて今週のアメフトの試合の出場停止になってしまったからです。
本当に楽しみにしていただけに、とても辛い通知でした。
でもアメリカでは、よく聞く話です。
成績が悪くても気にしませんが、試合や舞台に出られないのは、彼にとっては恐怖以外のなにものでもありません。
もちろん、一回のテストで決まったわけではありません。70点ギリギリだったため、一回のテストでこれまでの平均が下限の70点を切ってしまったのです。外国人だなんて、言い訳も一切通じません。
アメリカの成績評価はシステムを簡単に説明すると
- 宿題やテストがすぐに採点・入力され、教科ごとの平均点(GPA)が算出される。
- 学校の連絡システムを通じて、本人と保護者には常時、開示される。
- GPAが悪い(70点以下)と課外活動(部活動、公演会、旅行)の参加停止
- 成績のいい生徒は学年末に表彰
です。 続き・・・