その暗号化ZIPファイルの送付は「意味ないどころか有害」。セキュリティで信用失わないためには!!

漏洩防止のため、重要なファイルをメールを送付する際、こんなやり方で送っていませんか。ファイルをパスワードを使って暗号化ZIPファイルにして送信。そのあとに、ファイルを開けるための、パスワードを同じメールアドレスに送るーー。銀行や弁護士、大企業なども使っている方法だ。

これは「意味がないだけではなく有害だ」。そう指摘するのは、アイデンティティ管理とプライバシー保護に詳しい「NATコンサルティング」代表の崎村夏彦さんだ。

多くの企業でセキュリティ強化の目的で、ZIPファイルを添付したメールとパスワードの通知をそれぞれ別のメールで送信することを内規などで推奨している。だが、ZIPさえ使っていればセキュリティ強化だと思い込む「盲信」に警鐘を鳴らす。

パスワードを送るのに同じ流通経路のメールを使うと、セキュリティは担保されない。同じ通信経路であるメールでパスワードを送ると、攻撃者がいた場合、同じ通信経路に流れるものは一挙に盗み見られるので、セキュリティは担保されないのだ。

また、ZIPファイル自体は問題ないとされているが、ZIPファイルの暗号化には複数の方式があり、一般に使われている方式は弱い暗号であるため、悪意のある攻撃者に対しては、脆弱だという指摘もある。

パスワードをSMSで送ったり、事前のオフラインで共有したりするなど、メール以外の流通経路を使えば問題はない。ただ、現状そのように周知徹底されることはほとんどないという。

続き・・・

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