麹町中の工藤勇一校長と対談して考えたこと!!

学校はなぜ「前例」にとらわれるのか?

■ 「手段の目的化」が起こりやすい学校
 先日、ベストセラーになった『学校の「当たり前」をやめた。』(刊・時事通信社)でも知られる、東京都千代田区麹町中学校の工藤勇一校長と対談をさせていただきました。

 本のタイトル通り、麹町中学校は、宿題の廃止、定期テストの廃止(代わりに、単元ごとのテストや複数回受け直せる実力テスト等の導入)、固定担任制から全員担任制への移行、生徒たちだけで企画する学校行事など、これまでの学校の「当たり前」を問い直し、ラディカルな学校改革を実行してきました。

 工藤校長が貫かれているのは、徹底した「目的思考」です。「これは一体何のためにしているのか?」「学校教育の目的は何か?」。この“そもそも”の目的を常に問い直し続けることで、では学校は何をすべきか、また何をすべきでないかがクリアに見えてくるというのです。

 学校というのは、しばしば前例主義がはびこり、「これは一体何のためにしているのか?」が省みられなくなってしまうところです。毎年、何月に体育祭をしているから今年もやる。合唱コンクールは、先生の与えた課題曲に一致団結して取り組むもの。スカート丈は膝下何センチ……。先生も生徒も、日々のルーティンワークや無数の決まりごとに、まるでベルトコンベヤーに乗って運ばれていくように従い続けているのです。

続き・・・

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