IB CAS

挨拶

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はいたいーい!初めまして。新里歩(しんざとあゆみ)と申します。沖縄県那覇市にある沖縄尚学高校国際コースで勤務させていただいております。「あの高校野球の学校ね!」と本校の名前をどこかで聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。本校は教育理念である「国際社会で信頼される、文武両道の教養人の育成」を目指した教育を行っています。また、本校の生徒は人間力を養うため、1年に2回のボランティア活動が義務付けられています。
私は、現在高校2年生のHR担任、担当教科は英語で、部活はOSクラブというボランティアクラブを担当しております。今年で教員歴は7年目となります。趣味は、ジョギングとパン作りです。
沖縄尚学高等学校は、国際バカロレア ディプロマ・プログラム(IBDP)の候補校であり、沖縄県内で初の2105年度の開始に向けて現在準備を進めています。本校がIBDPの認定校になれば、沖縄県内で初めてのIBDP認定校となります。私はIBDPのCASを担当することになっています。CAS活動では、空手や茶道など本校が行っている「文化力」の育成に基づいた活動を取り入れながら、生徒が大学進学後も継続できるような活動を目指していきます。


CASとは?

 Creativity(創造性)Action(行動)Service(奉仕)の3つの要素で構成され、CAS活動が充足していることが国際バカロレア資格(ディプロマ)取得の必須要件の1つになります。そのため、CASの活動はIBDPの中核(Heart)とも言えます。CASの活動に決められた時間数や評価はありません。

しかし、CASの活動を行なう際には、以下に挙げる8つの学習成果(①自分自身の長所と今後の成長分野についての認識を高めた。②新しいことに挑戦した。③活動を計画、開始した。④他の人と協働した。⑤粘り強さと活動への深い関わりを示した。⑥グローバルな重要性のある問題に取り組んだ。⑦活動の倫理的な意味を考察した。⑧新しいスキルを身につけた)を満たす必要があります(※2014年度6月発行の日本語版「創造性・活動・奉仕(CAS)補足資料より抜粋)。

さらに、①意味のある成果をもたらす具体的な体験と目的を伴う活動②個人的な挑戦③計画やプロセスの見直し、報告などでの深い考察④成果および個人的な学習についての「振り返り」(※2014年度6月発行の日本語版「創造性・活動・奉仕(CAS)補足資料より抜粋)4つの基準を満たすものでなければいけません。

なぜ、CASの活動が日本の教育には必要なのでしょうか?私はその理由は3つあると考えています。

まず1つめにCASの活動を通してグローバルな視野で物事を考えられる生徒を育成できるからです。CASの活動では、国際的なプロジェクトへ参加したり、環境問題や高齢者のケアなどグローバルな問題に取り組みます。CASの活動を通して私たちは日本の教育が求めているグローバル人材の育成に貢献できるのです。

2つめに、振り返りを通して、生徒は「批判的思考(Critical Thinking)」を養う事ができきるからです。この振り返りの方法には、証拠(エビデンス)として残すエッセイ、写真、ビデオなどの方法が挙げられますが、「振り返り」を通して養われる批判的思考こそ従来のボランティア活動とCAS活動が大きく違う点だと考えています。CAS活動は単なる活動ではなく、体験を通して学習することで生徒たちが自分自身を成長させるきっかけとなるのです。

3つめにIBの学習写像としても挙げられている「バランスの取れた人材」を育成するためにCAS活動が大きな役割を果たすからです。IB生はディプロマプログラムの期間(18か月間)の間に、アカデミックな学習と並行してCAS活動に取組まなければいけません。自己だけではなく周囲の人も幸せにできるような知性・身体・心のバランスが取れた人材が国際社会で評価され活躍するのです。


具体的な活動内容など

○Ceativity(創造性)・・・茶道を学び、外国人留学生やTA(ティーチングアシスタント)の先生方に茶道を披露し、茶道を英語で教える。模擬国連への参加。国際バカロレア・ワールドスクール会議への参加。

○Action(行動)・・・学校空手で黒帯取得を目標に沖縄空手を学び、放課後小学生に教える。

○Service(奉仕)・・・嘉手納空軍基地でで年に1回行われる特別支援を必要とする方々のためのスポーツイベントであるSpecial Olympicsでの通訳・運営ボランティア。サンゴの植えつけボランティア。

まずは、生徒との個別面談を通じて、(1)興味(2)進路(3)将来の夢などの3つのことを中心に質問し、生徒にとって楽しくかつやりがいのあるCAS活動を一緒に考えていきます。現在は認定校に向けて準備中の為、これから具体的な活動をこちらのHPで共有させていただければと思います。