改革進まぬ日本 実行力あるリーダー必要立命館アジア太平洋大学学長 出口治明!!

改革進まぬ日本 実行力あるリーダー必要立命館アジア太平洋大学学長 出口治明

 新しい年が始まった。2018年の僕の課題は、たくさん学ぶこと。新たなチャレンジの場を与えられたからだ。1月から大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)の学長に就任した。4月で70歳になるが、気力と体力が続く限りいくつになっても挑戦し続けたいと思っている。

 APUはダイバーシティ(多様性)にあふれる大学だ。約6000人の学生の半分は留学生で、出身国・地域は89にのぼる。一方で、地域に根ざす「グローカル」な大学でもある。APUの個性と強みを生かし、いい教育といい研究ができる場をつくれるよう、最大限の努力をしたい。

 大学のあるべき姿として共鳴するのが、エジプトにある世界最古の大学の一つ、アズハル大学の3信条だ。「入学随時、受講随時、卒業随時」。勉強したいと思ったときに入り、学びたいことを学び、学び終えたら出て行く。大学とは本来、自らの意志で勉強しに行く場だ。しかし日本では多くの場合、就職のための通過点。必死に勉強しなくても卒業できるし、企業は成績ではなく人柄で採用を決める。学生は勉強しなくて当たり前と見られがちだ。  続き・・・