「議論する道徳」ってどんな学習活動?

2017年11月5日

世界一わかりやすい道徳の授業づくり講座(5)

考え、議論する道徳に変えるためには?〈2〉

議論と対話、何が違う?

立命館大学大学院准教授荒木 寿友

 前回は「考え、議論する道徳」の「考える道徳」について捉えてみました。今回は「議論する道徳」について見ていきましょう。

「議論する道徳」ってどんな学習活動?

 2017年7月に提出された学習指導要領解説「特別の教科 道徳編」(小学校中学校)や、「道徳教育に係る評価等の在り方に関する専門家会議」の資料等を見ても、実は「議論すること」そのものについての詳細な記述は載っていません。その多くは、「話し合い」、「語り合い」、「対話」、「討論」などとほぼ同じような意味で用いられています。そもそも「考え、議論する道徳」という言葉は、「読む道徳」(つまり読み物資料をただ読んで終わる道徳授業)との対比で用いられ始めましたので、子どもたちが自ら意見を述べ、授業に積極的に参加するといった能動的な道徳の学び(アクティブ・ラーニング)そのものを意味すると理解していいかと思います。
 でも、なんとなくのイメージから「子どもたちが話し合いをしたらいいんでしょ」という風に道徳の学習活動を捉えてしまっては、やはりもったいないです。何より、「議論する道徳」の核心や本質的なところが見えなくなってしまって、活動が目的化してしまう「活動ありきの授業」になってしまうかもしれません。
 そこで、「議論する道徳」をもうちょっと詳しく考えていきましょう。


 

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