これから数年間で、学校も入試もこんなに変わる!
21世紀を生きる子どもの育て方 【第1回】

2020年は戦後教育の節目の年となる。10年に一度の小中高の学習指導要領改訂に合わせて、共通1次試験以来40年間続いてきた大学入試制度が大きく変わる。

両者を同時に変えることで、日本の教育は大きく変貌を遂げて行く。それは、産業革命以来300年ぶりの大変動期にある世界で、子どもたちが21世紀の半ばを生き抜いていける基盤をつくるための試みでもある。

保護者、とりわけお母さん方に、この大きな時代の変化への理解と対応が求められている。OECDのアドバイザーも務め、教育改革の最前線で奮闘中の文部科学大臣補佐官・鈴木寛氏に話を聞いた。(インタビュアー/後藤健夫)

150年ぶりの教育制度改革
世界の動きに後れをとった日本

―教育には世の中の進む先を見越していく側面があると思います。これから何が起きようとしているのでしょう。

鈴木 私も役員として関与しているOECDでは、「エデュケーション2030」という、今から13年後の教育を構想するプロジェクトが進んでいます。

2020年以降、学習指導要領改訂と同時に大学入試制度も変わりますが、これらの対象となる子どもは2100年まで生きる世代です。これから先の日本が直面する山あり谷ありの世界を生き抜くための土台となる教育の基盤づくりをしなければいけない。

ところがわれわれは相変わらず20世紀の頭で考えようとしているから、極端に言えば2世紀分のずれがあります。

私は「卒近代」と呼びますが、産業革命以来300年間続いた近代化を乗り越える激動の時代が始まっている。現在進められている教育制度改革は、明治維新以来150年ぶりのものと言っていい。

「激動」と言われると日本人はすごく不安になります。しかし、リスクとチャンスはイーブンのものだから、一方では思いもかけないような面白いことも起きる。

特にお母さん方には、こうした時代を生き抜くための力を子どもたちに付ける機会や環境について知ってほしい。 続き・・・


 

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