学校の「当たり前」をやめた工藤校長が目指す未来の教育!!

『学校の「当たり前」をやめた。』

こんな刺激的なタイトルの著書がベストセラーとなっている元千代田区立麹町中学校校長の工藤勇一氏。定年で麹町中学を去ると、2020年4月横浜創英中学・高等学校の校長に就任した。

いま日本の教育現場はコロナ感染対策からICT化まで待った無しの状況だ。

「当たり前」をやめた工藤校長はこうした難題にどんな解を持ち、どんな未来の教育を思い描いているのか?新天地の横浜創英で熱く繰り広げられた一問一答がここにある。

「私がやっていることは決して先進的ではない」

工藤勇一氏 1960年山形県生まれ。東京理科大卒業後、山形の公立中学教員などを経て2020年4月から現職

――工藤校長といえば、麹町中学校で宿題や中間・期末試験、固定担任制などを次々と廃止し、まさに学校の「当たり前」をやめてきましたね。

工藤氏:
私のことを今後の教育の先頭を走っていると思っている方がいますが、それは勘違いで私がやっていることは決して先進的なことではありません。より民主的で平和な社会をつくるための学校のあり方を考え、社会のあるべき姿の追求を教育という切り口で実践しているだけです。

――工藤校長にとって学校とは、教育とは何ですか?

工藤氏:
いま科学の進歩によって人類が一瞬にして終わる時代であり、世界では合意に向けた対話が求められています。つまり革命的なリーダーが出てきて道標を示すのではなくて、地道に対話をして上位で合意する。これを多くの人間ができるようにするのは教育しかないと思っています。

どの子どもにとっても教育とは社会に出るための準備であり、未来の社会像を示す場所です。様々な人がいることを学校というコミュニティを通じて知り、多くの対立を経験しながら対話をして、全員が納得するものは何かを探り当てて合意していく。学校とは対話を学ぶ場所であるべきだと思います。

続き・・・

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