日本はもはや大国ではない 多様性は生き残りの条件!!

ジェンダー格差は「日本の生き残り」に直結する問題

「女性を含むすべての人が安心して活躍できる土台をつくることで多くの人の英知を結集し、イノベーションを創造し、競争力を高めていくという点において、ダイバーシティがこれまで以上に必要になってきています」(「30%クラブ・ジャパン」創設者・只松美智子さん)

日経xwoman総編集長 羽生祥子(以下、――) ジェンダー格差やダイバーシティという言葉を使った瞬間に、「CSR(企業の社会的責任)」や「人権問題」と捉えられがちです。ジェンダー平等という言葉を経営者に上手に提案するには、どうしたらいいでしょうか。

只松美智子さん(以下、只松) ダイバーシティの課題は、人権の観点からも重要ですが、現在では「日本がこの先、不透明な世界経済の中で生き抜いていけるかどうか」、つまり持続可能性という点で重要になってきています。

 超少子高齢化がとてつもないスピードで進む日本にとって、世界経済の中で競争力を高めるにはダイバーシティは不可欠です。これは決して女性を単に労働力として活用するということではなく、女性を含むすべての人が安心して活躍できる土台をつくることで多くの人の英知を結集し、イノベーションを創造し、競争力を高めていくという点において、ダイバーシティがこれまで以上に必要になってきたということです。

 このような平等でオープンな職場環境を実現できれば外国の優秀な人材も日本で働くことを選んでくれるでしょう。経営者にはこのようなダイバーシティのビジネスケースをお伝えすることが必要です。

―― そこがなかなか理解されないですよね。国連によるSDGs(持続可能な開発目標)についても、表面的な理解にとどまっていることを感じます。

続き・・・

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