東大大学院教授が語るポストコロナ「入試偏重から卒業重視型へ」 究極的には入試廃止も!?〈AERA〉

新型コロナウイルスの感染拡大により大学におけるオンライン授業が急速に広がったことで、入試のあり方も大きく変わる可能性があります。  かねてから日本では卒業より入試偏重で、いったん入学すればよほどのことがない限り卒業できるため、在学中にどれだけ勉強したかはあまり問われませんでした。受験競争では、親の所得が高く教育にお金をかけられる人が有利になり、機会の平等が失われる弊害もありました。  しかし、オンライン授業が普及すると受講できる学生を入試によって絞り込む意味が薄れてきます。従来、入試を行う最大の理由は、教室で教えられる人数に限りがあったからですが、オンライン授業ではその制約がなくなります。  究極的には入試をなくし、オンライン授業を希望者全員に公開することも可能です。そこで優秀な成績を収めた人は対面授業にも参加できるようにして、4年間かけて卒業資格を与えるに値する学生を選抜するというのも一案です。 「せっかく入試突破という目標に向けて頑張ってきたのに、その努力を無にするのか」と思う方もいるでしょうが、ゴールが入試ではなく卒業になるだけで、これまでの勉強が無駄になるわけでは決してありません。一発勝負、1点刻みの入試より4年間トータルの頑張りが評価されるほうが公平だとも言えるでしょう。

続き・・・

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事