緊急取材! カリスマ英語講師、安河内哲也氏に聞く! 突然の英語民間試験の延期報道をどう捉える?

4技能を指導し、評価する方針は堅持するべき

――今回の延期発表についてどう思われますか。

安河内氏:この時期に突然の変更で、たいへん驚き、困惑しています。私自身も4技能を評価する入試が始まることに期待し、生徒たちと今まで一緒に準備してきました。もちろん英語の根本的な教え方は同じですが、皆がうまく次の入試に対応できるように、授業の構成をいろいろと考えていく必要があると考えています。

今後もリスニングの重要性が増すことは変わりません。そして、もともと資格試験のスコアをAO入試や推薦入試、一般入試でも出願要件や、加点・試験免除などに活用にしている大学は多数あります。留学をするのであれば、TOEFLやIELTSは必須です。ですから、生徒たちがこれまで資格試験に向けて勉強してきたことは決して無駄にはならないと思います。4技能を育成することは英語習得の基本であり、従来型の入試に対しても、役に立たないわけではないと思っています。

今回の延期の原因はいろいろあると思いますが、説明や発表が遅れて不安が広がったことが大きかったと思っています。私自身も、審議会から文科省とセンターにバトンが渡った後、さまざまな発表が大変遅れていたことや、説明があまりなかったことを心配し、いくつかの記事で述べていました。

ポータルサイトの開設ももう少し早く行うべきだったと思います。ただ、資格試験の活用は延期になりましたが、指導要領に即して4技能を測るという方向性は間違ってはいないと思います。それは世界の潮流でもあります。今回の延期によって、4技能の指導と評価自体が悪者になってはならないと思います。現場で、4技能を融合し言語活動を通じて指導しようという動きは、絶対にストップしてはならないと思います。

続き・・・

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