日本人は英文法ばかり勉強しているのに、なぜ日本人の書いた英文は文法的に正しくないものが多いのでしょうか?

もうすぐ29歳という時にアメリカ合衆国で英語教育を受け、それ以来45年間アメリカで働きながら英語を独習し続けている日本人として回答します。

(*) 日本とアメリカにおける「文法」の捉え方、考え方、教育法には大きな違いがある。明治維新以来150年間にわたり、日本の英語教育では「英語での論理 (ロジック) の組み立て方」を教えてきていない。それが「日本人の書いた英文は、文法的に正しくないものが多い」ことの根本原因である。

日本の英語教育における文法では、国語教育における文法と同じように、基本的には分詞分解法を教えている。主語か述語かとか副詞か形容詞かとか、文章を分詞に分解させる方法ばかり教え、そういうことがなぜ必要なのかの教育は二の次、三の次である。

アメリカで英語の全日課程を取り始めて、すぐに気がついたことは、アメリカにおける「文法」の捉え方、考え方、教育法が日本と違うということでした。アメリカでは「二つ以上の意味に解釈できる文章を話さないよう、書かないようにするための規則。誰にでもわかりやすい文章を話せるよう、書けるようになるための規則」という考え方で文法を教えていました。これは、日本で、分詞分解一辺倒の、言語学者志望者以外にはくそ面白くもない文法を、国語と英語の両方で教育されて育った日本人の私には「ああ、なんだ、まったく違う文法の考え方と教え方があったんだ」という、大きな驚きであ...(もっと読む)

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