「大学入学共通テスト 見切り発車でいいのか」(時論公論)!!

大学入試センター試験にかわる大学入学共通テストについて、文部科学省は2021年1月に1回目のテストを行うことを教育委員会などに通知し、実施が正式に決まりました。しかし、50万人規模で行う共通テストへの記述式の導入や英語の民間検定試験の利用には残された課題が山積した状態です。大学進学を目指す人たちにとって将来に向けた大きな分岐点ともなり得る入試が見切り発車でいいのか。この問題について考えます。

大学入学共通テストの目的は、1点刻みの入試問題ではなく、知識を活用し、自ら判断する力を測ることです。
大学入試センター試験から大きく変わるのは、▽国語と数学にマークシートに加えて記述式の問題を導入すること、▽英語で「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能を評価することです。
共通テストの実施は、引き続き大学入試センターが担います。去年とおととしの2回行われた試行テスト・プレテストを通して、具体的なテストの中身が示されました。国語と数学の記述式は、それぞれ3題とすること。英語の4技能を測るのは民間の検定試験を利用し、7つの事業者の試験を認定すること。但し、共通テストの中で「読む」「聞く」の2技能に特化したマークシート式の試験も当面残し、大学の判断でどちらを課すか決められるようにしました。
こうした準備状況を受け、文部科学省は1回目の共通テストを2021年1月16日と17日の2日間実施するとする実施大綱をまとめ、今月4日付で都道府県教育委員会など関係機関に通知しました。ただ、大学入試に大きな変更がある場合は、原則2年前には公表することが文部科学省の大学入試実施要項に明記されています。作業は遅れているのです。

続き・・・

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