6年間の学力の伸びを算出する試み 

 以前、『中学受験 入りやすくてお得な学校』(ダイヤモンド社)という著書で、森上展安・森上教育研究所代表は、入学時の偏差値に比べて、難関国立大や早慶上理(早稲田・慶應義塾・上智・東京理科)、GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)といった人気大学への合格実績を上げている中高一貫校はどこか、毎回取り上げてきた。

 中学受験では、御三家と称されるような伝統的な難関校が君臨する一方で、創意工夫を凝らした新興校が新しいコンセプトを掲げて、受験生の親の支持を得るという「下克上」が比較的起こりやすい。この点が、偏差値の順位が10年単位で見てもそれほど動かない大学との大きな違いであり、何よりも子どもの学力を中高の6年間でしっかり伸ばしてくれることが最大の評価対象となる実態を示していた。

 では、その学力の伸びをどのように算出したらいいのか。同じ偏差値とはいえ、中学と大学では受験者の数が桁違いに違う。同じ偏差値60が示す「学力」は、中学入試と大学入試とでは大きく異なる。

 2019年大学入試の受験者が中高一貫校に入学したときの四谷大塚の2013年模試結果偏差値をベースに、「早慶上理」合格実績を基に高校卒業時の偏差値を算出、6年間の差分を「学力の伸び偏差値」として示したのが、「早慶上理」合格実績から見た6年間の学力の伸びランキングだ。森上教育研究所アソシエである小泉壮一郎氏作成のデータ提供を受けて、今回初めて掲載する。

続き・・・

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